A-Y4 通貨別の特徴−FXってナニ?
外国為替取引でもっとも中心的な役割を果たしているのは、皆さんご存知の米ドルです。米ドルは、国際貿易の取引通貨として最も多く使用され世界各国に普及しています。各国の外貨準備高に占める米ドルの割合はもっとも高く、東南アジアやアフリカなどでは買い物の取引の通貨として米ドルが普及している国もあり、最近ではそういう国も珍しくなくなりました。
国際貿易の取引に使用されたり、各国の外貨準備金として蓄えられる国際通貨のことを「基軸通貨(キーカレンシー)」といいます。
FXでは、米ドルと円・ユーロと円・ポンドと円のように、円と各通貨のペアでレートを見ていくのが主流です。(FX業者によってはドルとユーロなどの円が絡まないペアもあります。) このようなペアのことを『通貨ペア』と呼び、FX業者によって取引できる通貨ペアが少ないところや多いところがあります。
■米ドル−円
日本人投資家にもっとも人気のある通貨ペアで、スプレッドももっとも低く設定されています。 円を絡めたほとんどの通貨ペアが「米ドル−円」の値動きに連動すると言っていいほどの主要通貨ペアですので、他の通貨に投資する際も基本的な動きは「米ドル−円」を見るといいでしょう。
「米ドル−円」は2007年1月末現在1米ドル120.66円
■ユーロ−円
1999年1月1日に導入された欧州単一通貨で、ヨーロッパ12カ国で流通する通貨。導入当時は紙幣や硬貨はなく、概念上の通貨として登場したが2002年1月1日から紙幣硬貨の流通が始まり、今では米ドルと1,2を争う通貨ペアとして定着しています。 「ユーロ−円」は「米ドル−円」とほとんど連動していなかったため米ドルが上がればユーロが下がるというように逆相関関係にありました。 最近の相場では、ユーロが主導して米ドルが下がることもあり、必ずしも連動していないと言えない相関関係に近づいていると言う見方も出ています。
「ユーロ−円」は2007年1月末現在1ユーロ157.25円
■英ポンド−円
戦後まで「基軸通貨(キーカレンシー)」だった英ポンドですが、米ドルから圧され、また近年ではユーロが登場して急激に世界に認識されるようになってくると英ポンドは存在感が薄くなって来ました。 米ドルとは逆相関関係を形成しやすいとの見方が多く、確かに英ポンドは米ドルに左右されず、一人歩きしやすい通貨であるといえます。
「英ポンド−円」は2007年1月末現在1ポンド237.15円
■豪ドル−円
豪ドルは高金利通貨として、日本では以前から外貨預金や外貨MMFでも人気が高く主要通貨の一つとして知られています。 FXでは「米ドル−円」「ユーロ−円」に比べてスワップポイントも高いのが特徴です。 豪ドルの値動きは、ユーロと連動しやすい傾向にあるといわれていますが、オーストラリアの経済指標の結果の良し悪しによっては、豪ドル単独で値動きすることも多々あります。 日本を含めたアジア諸国との貿易取引が多いため、アジア経済の動向が反映されやすく、主要な輸出品が石炭、原油、鉄鉱石などの鉱産物であることから商品相場の影響も大きいとされています。